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データセンターの増設に適したケーブル貫通部シール

ケレタロ市 (メキシコ) にプロジェクトQデータセンターを建設する際、所有者代表であるSantander Global Facilities México社は次のような課題に直面しました。 「厚さ45cmの外壁に複数のケーブルとパイプを貫通させ、さらに壁としての性能品質を維持するにはどうしたら良いだろうか?」

データセンターの増設に適したケーブル貫通部シール

ケレタロ市 (メキシコ) にプロジェクトQデータセンターを建設する際、所有者代表であるSantander Global Facilities México社は次のような課題に直面しました。 「厚さ45cmの外壁に複数のケーブルとパイプを貫通させ、さらに壁としての性能品質を維持するにはどうしたら良いだろうか?」

建設コーディネーターのDIINESA社はRoxtecシールの使用を指定しました。それは、さまざまに異なる外径の電力ケーブルと光ファイバーケーブル、さらにスチール、PVC、HDPEパイプなどをシーリングするのに最適との判断からでした。 実際、Lebanc社の施工担当者が扱ったケーブルの直径は13〜34mm、パイプは29〜305mmとさまざまなサイズでした。

さらにこのシールは、増設に備えて予備スペースを確保し、再度開いて施工することができます。 増設の度に新しいケーブル穴を開けたい担当者はいないはずです。

高い安全要件に応える保護性能

壁表面には、不浸透性を確保するため特殊なコンクリートと防水ソリューションが施されています。その性能を損なわないよう、貫通部にはそれと同等の厳しい要件が求められました。

壁は高強度のコンクリートでできているため、後になって配線・配管のために新たな開口部を作るのは困難です。 そのため、将来の増設に備えた貫通部を、この段階で準備しておくことが目標でした。

カスタマイズ ソリューション

壁45cmの厚みを隔ててRoxtec貫通部に使うスリーブの対がたくさんあり、その対を正しい位置に固定する方法を見つけることが重要でした。DIINESA社とRoxtecは、カスタムメイドの鉄製の構造物を作り、それを厳しい公差の範囲内で、格子状の基礎の間にコンクリートで打ち込むという方法で解決に至りました。 その鉄製の構造物によって、紙製の型でつないだ一対のスリーブを通してシール材とフレームを上手く固定することができました。

Roxtecシールを使用したことで、このプロジェクトQでは、シーリング要件を満たし、壁性能の完全性を維持し、更には将来のニーズに備えることができました。

当社は常にRoxtecを使います。
Santander Global Facilities社、David Romero Montes de Oca氏

ロクステックを選ぶ理由

  • 認証された保護
  • ケーブル、金属及びプラスチックパイプに適したソリューション
  • 異なる外径のケーブルやパイプにフィットする柔軟性
  • 将来のニーズに活用できる予備スペース
  • カスタマイズソリューション

Project facts

プロジェクト

データセンターの建設 (メキシコ、ケレタロ市)

所有者

Santander Financial グループ/Santander Global Facilities社

設計およびエンジニアリング

Kaplan McLaughlin Diaz (KMD) México 社、Desarrollo Integral en Ingeniería Eléctrica, S.A. de C.V.社 (DIINESA)

請負業者

Lebanc, S.A. de C.V.社、DCI Constructions社

施工業者

Dasby, S.A. de C.V.社

用途

厚さ45cmの外壁を貫通するさまざまに異なる外径のケーブルとパイプのシーリング

シーリング要件

水密性、耐火遮蔽、埃や害獣害虫からの保護