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安全な着陸を支えるシール

オランダで計器着陸装置の安全を守る

安全な着陸を支えるシール

オランダの空域は、世界で最も交通量が多く複雑な空域の一つです。 その空域の管制を担うオランダ航空交通管制局 (LVNL) は、安全かつ効率的な航空交通の運営を確保しています。 スキポール-オストに本部を置く LVNL は、安全性、人材、信頼性において世界最高の航空交通管制局になるという目標を掲げています。 この野心的な目標は、千人を超える LVNL 従業員のすべての仕事に反映されています。

その従業員の一人である、Patricia van der Kruijs 氏は、ビル管理・保守のシニアエンジニアとして LVNL のすべての建屋の技術メンテナンスを担当しています。 LVNL で 15 年間勤めている彼女は、 細部にわたる品質へのこだわりを強く持っています。特に航空交通安全を支える重要なインフラ設備は、 「本当に良いものでなければなりません」と言います。

計器着陸装置

LVNL は、スキポール空港の計器着陸装置 (ILS) の保守と更新を担当しています。 ILS は着陸時にパイロットをサポートするシステムで、どのような視界条件においてもパイロットがそのシステムの動作を信頼できる状態でなければなりません。

「ILS は、ローカライザーとグライドスロープという 2 つの部分から構成されています。 グライドスロープは航空機が正しい角度で着陸進入するのを支援し、ローカライザーは航空機が滑走路の中心線に着陸できるよう支援する」のだと Patricia van der Kruijs 氏が説明してくれました。

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安全性と信頼性

「ILS アンテナから配線分配ステーションやアンテナボックスなど、建屋の地下から引き込まれるケーブルを常に扱っています。 この重要設備は、特に水の浸入に対して十分な保護対策を取らなければなりません。 防水性と安全性を確保する必要から、私たちは Roxtec シーリングソリューションを採用しています」と Patricia van der Kruijs 氏は話し、次のように続けます。

「過去に他のソリューションを使っていましたが、十分ではありませんでした。 私たちは正しく処置したいのです。その答えが Roxtec でした。 これは、 ILS だけでなく LVNL の管制塔など、私たちの施設すべてに言えることです」。

ILS はあらゆる気象条件下で確実に作動しなければなりません。 そこで LVNL は、独立検査機関で配線貫通部の比較試験を実施してもらいました。 その結果、Roxtec シーリングソリューションが落雷により発生する可能性のある障害を抑えるのに効果的だとわかりました。

今後の協力関係

スキポール空港における ILS の更新工事は複数年にわたるプロジェクトです。 私たち Roxtec は、LVNL との長年にわたる協力関係を誇りに思っています。そして、今後もこの関係を続けたいと考えています。 「この関係もまた本当に良いものでなければなりません」と、Patricia van der Kruijs 氏は話します。

私たちは正しく処置したいのです。その答えが Roxtec でした。
LVNL, Patricia van der Kruijs 氏

Roxtec が選ばれる理由

  • 水密性
  • 高信頼性のシーリング
  • 信頼できるパートナー

Project facts

プロジェクト

スキポール空港の計器着陸装置の更新工事 (オランダ, アムステルダム)

用途

ケーブル貫通部のシール処理

プロジェクトに関わった企業

事業主 – オランダ航空交通管制局 (LVNL)
施工担当 - B.A.S. Construction 社

シーリング要求

防水
耐火
電磁両立性 (EMC)
防鼠

Roxtec 製品

Roxtec GH 貫通部、RS シール、RM および RM ES モジュール、CF 32 貫通部