ケーブル・パイプ貫通部をオンラインで管理

相互に連携するソフトウェアのパッケージは、配線や配管の貫通部ソリューションに携わる全ての方にとって便利です。 最適なシール製品の選定・購入がしやすくなり、公的な基準や規則に準拠した貫通部の状況報告ができるようになります。

コストを削減し、現場の課題を解決

私たちは、お客様の日常業務を支援するデジタルツールを開発しました。これは、シーリングに関する豊富な知識と、お客様の現場で得た長年の協力経験を活かして実現したものです。 革新的な技術力を活用して、コスト削減や現場で頻発する課題の解決に貢献できることを嬉しく思います。 

• 設計変更の作業が簡単
• 不十分な計画に起因する無駄を最小限に抑える

Roxtec Software Suite™に含まれるソフトウェアをご覧ください。

設計、仕様決定、購入段階に適したソフトウェア：

Roxtec Transit Designer™

世界中で既に 5 万人以上のユーザーが、この無料オンライン設計ツールを利用しています。 ケーブルやパイプの貫通部を設計する際には、作業時間短縮とリスク低減に役立つ本ツールをご活用ください。 優れた絞り込み機能で、業界、取付面構造、用途、保護要件に応じて最適なシーリングソリューションを選定することができます。 ケーブル詳細、密閉保護要件、取付条件などのデータを入力するだけで、メーカー承認された書類 (図面や部材表) を出力できるので、正確な仕様決定、発注、施工に必要な情報がすぐに得られます。 

世界中のチームと連携

この実績あるツールを使えば、わずか数分で数百ものケーブル・パイプ貫通部を設計できます。 世界のどこにいても案件に従事しているチームと作業内容を共有できるため、グローバルな連携が簡単に実現します。 Roxtec Eコマースに登録済みのお客様は、本ツールから直接シール製品を購入することも可能です。 これにより、発注書を部材表と一致させることは簡単にできます。   

Roxtec Transit Designer™ の詳細は、こちらをクリックしてください。

建設、コミッショニング段階に適したソフトウェア：

Roxtec Transit Build™

品質保証や生産管理に携わっているなら、本ツールがおすすめです。 建設期間中、ケーブルやパイプ貫通部のシール施工の進捗管理や記録文書化に役立ちます。 各貫通部の施工状況はリストまたは平面図で自動的に表示されるため、プロジェクトの詳細を追跡できます。 設計部門は、最終設計図を反映した施工が行われたかどうか、建設現場からリアルタイムで情報を受け取り確認できます。

常に最新状態を維持

Roxtec Transit Designer™ で配線リストを変更すれば Roxtec Transit Build™ へと情報を転送できるので、現場の施工担当者は必要な最新情報を全て入手できます。 これにより時間の無駄を最小限に抑えることが可能です。 また、検査作業を始めるのに十分な数のケーブル・パイプ貫通部のシール施工が済んでいるかどうか、品質管理担当者が遠隔で確認できるので、効率向上と不要な移動を減らすことができます。

Roxtec Transit Build™ の詳細は、こちら をクリックしてください。

Roxtec Transit Build™ アプリ

品質保証業務を現場で行う場合や、プロジェクトマネージャー、施工担当者、保守業務担当者にはアプリ版が便利です。 アプリ版 Roxtec Transit Build™ も同じ機能を利用できます： 

• 各貫通部シールを確認する
• 施工不良に対応する
• アプリで入力した変更等の報告はデジタルツールに自動転送され、設計担当者や生産管理者と共有 

本アプリはオフラインでも操作可能です。ネットワークに接続次第、入力された状況の変更情報などが即座に同期されます。 

即時効率化

施工担当者は、端末から最新の設計図とパッキング計画を入手でき、作業完了報告もすぐ送れます。 現場の最新施工状況は、各貫通部シールに紐付けた写真と共に技術担当者へフィードバックされます。 作業予定になっている貫通部の全ての部材表など正しい情報が揃っていれば、作業担当者は必要な部材のみを現場に搬入することができます。 その結果、物流業務は改善され、資材廃棄物は大幅に削減できます。

運用、製品ライフサイクルの段階に適したソフトウェア：

Roxtec Transit Operate™ (アプリ版もあり)

船舶や設備などのライフサイクル全体を通じて、全ての貫通部に関する情報をデジタルで体系的に管理し、記録文書化し、追跡可能にするために開発された管理システムです。 例えば、船舶や洋上構造物、あるいは陸上のあらゆる種類の施設や建屋に設けた、ケーブルやパイプの貫通開口部を完全に網羅できるリストを提供します。 全ての貫通部を平面図上に表示することも可能です。 貫通部管理システムを活用すれば、各貫通部に関する情報を常に最新状態に保てます。 ケーブル・パイプ貫通部シールの現状に関する、有効かつリアルタイムな情報を把握できることで、高い安全性の維持を実現できます。

貫通部毎の個別 ID

品質保証のための登録簿は、2 つの方法で作成できます。 

A) 私たちが提供する貫通部検査サービスを利用。 その場合、弊社の経験豊富な担当者がお客さまを訪問し、ケーブルやパイプ貫通部に ID マーキングを施します。 専用ツール「Roxtec Transit Inspector」を使用して情報を入力し、お客さまが使用する貫通部管理ツールへと情報を転送します。 

B) ケーブル・パイプ貫通部への ID タグ付けはお客さまの自社チームで行い、Roxtec Transit Operate™ アプリ版を利用して登録簿に入力。 アプリ版は建設期間中だけでなく、長いライフサイクルの中で発生するメンテナンスにも最適です。 

いずれの方法でも、各貫通部には個別の ID が付与され、任意で写真もアップロードできます。 貫通部の位置特定は簡単になり、作業記録を確認でき、安全状態をチェックできます。 次の機能が使えます： 

• 現場状況の変更
• コメントの追加
• 文書アップロード
• 貫通部に加えた作業と作業担当者の追跡
• 同僚や業者と共有するためのデータ抽出

ここで保存されたデータは、船級協会が検査中に情報提供を求めた場合にも役立ちます。 この登録簿により、貫通部の施工品質を常にモニターすることが可能になります。引渡し時の状態から最新の修繕・改修工事後の状態まで、配線、配管、機器追加などの情報を全て整理できます。 

全情報の整理と管理

Roxtec Transit Designer™、Roxtec Transit Inspector、アプリ版などと連携できるので、登録情報は常に最新状態に更新されます。 各貫通部の作業記録と完全に連動し、現場で承認された変更は即座に前の設定を上書きします。 貫通部の作業記録には、図面、写真、製品データ、施工手順書、認証証明書などの重要書類も含まれます。

Roxtec Transit Operate™ の詳細は、こちらをクリックしてください。

Roxtec デジタル・ソリューション・チーム (左から)： Jonny Nguyen、Lars Noresten、Mats Åhman、Per Rovegård、Erik Rundberg、Robin Malkolmsson、Kristofer Hervius Eidelöf、Dino Opijac、Milton Karlsson、Paulina Bonnevier、Markus Eliasson

より詳しい情報をご希望の方は、 Roxtec デジタルソリューション部門の までお問い合わせください。