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複合材料を使用したボート向けの電線・パイプ貫通部シール

Ö-varvet 造船所が Roxtec GRPソリューションを採用

複合材料を使用したボート向けの電線・パイプ貫通部シール

スウェーデンのヨーテボリにある Ö-varvet 造船所は、スウェーデン沿岸警備隊の複合材料製ボートの寿命を伸ばすサービスを提供しています。 ここでは、鋼製およびアルミニウム製の電線・パイプ貫通フレームを、軽量で頑丈なガラス繊維強化ポリエステル樹脂製のフレームとスリーブに置き換えています。

「これは非常に良いソリューションです。 以前は、フランジ付きアルミニウム製フレームをボルトで締結していました。 樹脂製のフレームを使用することで、使用面積を削減しながら、より多くの電線を通すことができる大きなフレームを複合材料の構造に取り付けできるようになりました。 頑丈になり強度が増しました」と、Ö-varvet 造船所のプロジェクトマネージャーである Daniel Olofsson 氏が話してくれました。

スウェーデンの造船所、複合材料を使用したボートに Roxtec シールを採用

Ö-varvet 造船所では、長年にわたりボルト締結タイプの Roxtec 電線・パイプ貫通部を使いすでに成功していました。 Roxtec がガラス繊維と複合材料の船体にラミネート接合できるガラス繊維強化ポリエステル製のフレームとスリーブを開発したとき、事態はさらに好転しました。 なぜなら、Ö-varvet 造船所はより軽量なソリューションを探していて、船内の狭小スペースにボルトで固定することを避けたいと考えていたからです。

構造の強化

Ö-varvet 造船所は、スウェーデン沿岸警備隊の「マデラ」の肋骨用に、角が丸くなった Roxtec SRC GRP 複数電線貫通部の採用を決定しました。 このシールは、蓄電池システム、エンジンルーム、テクニカルルームを通る電力ケーブルの隔壁貫通部の耐火性と水密性を維持するために使っています。 角が丸いため、応力集中や亀裂のリスクが軽減されます。

「このフレームでボート全体を持ち上げることができました。 そのくらい強いのです」とDaniel Olofsson 氏は述べます。

さまざまな用途に役立つ

さらに Ö-varvet 造船所は、操舵室から屋根上、甲板に配線される信号ケーブルやレーダー、アンテナケーブルの貫通部処理に Roxtec SL GRP スリーブと Roxtec RS シールを使用しました。

Ö-varvet 造船所にとって、複合材料の軽量型製品は真の違いをもたらします。 金属製の電線・パイプ貫通部フレームを複合材料の船体にボルトで締結することを回避でき、強固で頑丈な構造を維持することができます。 この造船所では、他の種類のボートや船舶にも今後採用できないか考えています。 Roxtec ソリューションを使用することで、安全性を確保し続けることができます。

すべてが頑丈になり、強度が増します。
Ö-varvet 造船所 Daniel Olofsson 氏

Roxtec が選ばれる理由

  • 水密性
  • 火災からの保護
  • 軽量
  • 優れた面積効率
  • ラミネート接合による取り付け

Project facts

プロジェクト

複合材料を使用したボートの寿命延長 (スウェーデン, ヨーテボリ)

プロジェクトに関わった企業

船主 – スウェーデン沿岸警備隊、エンジニアリング・施工 – Ö-varvet 造船所

用途

電力および信号ケーブルのシーリング

シーリング要求

水密、気密、A 級耐火

Roxtec 製品

Roxtec SRC GRP 貫通部、Roxtec SL GRP スリーブ + Roxtec RS シール